ロキは実写版映画「マイティ・ソー」でも、原作コミックアニメの「マイティ・ソー」でも悪役ですが、どうしてどうして演じているトム・ヒドルストンの見事な演じっぷりからでしょうか。とても魅力あふれる人物になっています。カリスマ性があって肉体も強靭で、自身に満ち溢れた兄ソーはオーディンの実子ですが、ロキはオーディンの実子じゃなく養子で逞しくとても強い兄を近くで見ていたからこそ、兄のソーに対して憧れる気持ちもあれば、兄に対しての憎しみもあったり、いろいろな感情に満ち溢れいわば屈折しているロキの魅力も「マイティ・ソー」にはまる理由でもあります。
ロキもソーと同じで、元は北欧神話に登場する神です。北欧神話での「ロキ」と言う名前の意味は、「閉ざす者」そして「終わらせる者」という意味になり、「マイティ・ソー」でも北欧神話のロキと同じような意味として登場していますね。美しい顔を持っているけど、邪悪な気質で移り気な性格そして狡猾さでは誰にも引けを取らず、ロキはいつも嘘をつきます。まさに北欧神話のロキと「マイティ・ソー」に登場するロキは同じようなキャラクターです。
ロキが一番最初に登場するのは、1949年8月のタイムリー・コミックス(マーベルコミックス)のVENUSが初登場です。この初登場の時にロキが登場した時には、冥界に追放されるオリンポス神のひとりとしての登場でした。それからロキは公式にマーベル・ユニバース作品に登場するようになりました。
「マイティー・ソー」で描かれている通りに、アスガードのオーディンがストーム・ジャイアントと間の戦いでローフェイ王を倒した後に、要塞の中でひとりの子供を発見します。オーディンによって発見されたその子がロキで、オーディンが要塞で見つけてからオーディンの養子として育てられるようになりました。
ロキは幼い時から少年から青年になるまで、自分とソーに対するアスガードの市民の扱いの違いにとても苛立っていました。アスガード人は戦いのとき最優先して重要視しているのは強大な力そして不屈の心、また特に勇気を重要視しています。アスガード人は、ロキとソーを比べてこのどれも全てがソーの方がロキよりも上で、ロキの方が明らかに兄のソーより劣っていました。ところが、ロキは他の分野では兄ソーより長けている分野がありました。それは魔術です。青年からやがて成人して、ロキは「邪神」となったことでロキは何世紀にもわたって、アスガードを支配する為に兄のソーをアスガードから追い出そうとします。
ロキのソーを追い出して、アスガードを支配してやる。。。という陰謀は、やがて地球を巻き込むようになります。地球を巻き込んでアスガードから地球へやってきてヒーロー達とロキは戦います。ちなみにロキが初めて地球で直接対決して戦ったのは、兄のソーです。そして次に、ハルクを操作して暴れさせますが、ハルクを暴れさせたことが結果的にヒーロー達を結束させることになって、アベンジャーズを設立させるきっかけになりました。
ロキはオーディンの養子なのでオーディンの能力を受け継いでいることはありません。ロキはフロスト・ジャイアンツの末裔だということになっていますが、フロスト・ジャアンツのようなぐわわわっとそびえるような大男ではありません。ロキはアスガードの超人たちと同じように、超人的な力そして耐久力を持っています。
ロキの魔術はすごいものがあります。魔術に関しては、ソーを上回る能力をもっていますが、ロキは魔法に関してかなりいろいろな訓練を積んでいるため、自分の多くの目的を果たすために不思議な力を使用します。エネルギーを射出したり、魔術で超人的な能力を生物や無生物に与えることができたり、自分自身の体力を魔術をつかうことで一時の間増加させることもでいます。
その他にも、飛んだりすることもできれば、催眠術を使うこともできるのはもちろんのこと、ロキは異次元へ瞬間移動することもできます。
ロキの持っている不思議な能力は、アスガードで最も熟練した魔女であるカーニラのもの持つ能力と等しいと記述されています。ロキは市規模で幻惑能力を広げることができて、そして最大限に発揮することでアポカリプスの支配からも逃れられるほどだからです。
そして自分自身の姿を変身させることも出来ます。動物であったり他の人間に変身させることはもちろんですが、ソーやキャプテン・アメリカといったヒーローに姿を変えることもできますが、ロキがヒーロー姿に自分の姿を変身させても、ヒーローが持っている能力も変身したことで能力までも獲得できる。ということはありません。