浅野忠信さん凱旋帰国記者会見レポート
浅野忠信さん凱旋帰国記者会見レポート7月2日の日本公開を記念して、ホーガン役を演じた浅野忠信さんが一時帰国し6月16日、凱旋記者会見を行いました。

会見のオープニングでは、主人公ソーが北欧神話の雷神"トール”よりインスピレーションを受けていることから、テスラコイル(静電気発生装置)を用いた雷の演出と共に浅野さんが登場。200名以上が集まったマスコミからは割れんばかりの握手が沸き起こりました。

また、イギリス演劇界の重鎮で、本作の監督でもあるケネス・ブラナーからのビデオメッセージが流れ、ハリウッドでは「タッド」と呼ばれていた事が分かると浅野忠信さんも照れ笑い。「「MONGOL モンゴル」のタッドを 見てホーガン役にふさわしいと思った。まれな存在感を持つ生来の映画スターだ。」という監督のコメントを受け、ホーガンの役を勝ち取った経緯などを語ってくれました。
さらに、記者会見の最後には『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』で夫婦役として共演した松たか子さんが特別ゲストとして登場!浅野さんがハリウッドへ進出したことへの喜びや、『マイティ・ソー』の感想を語ってくれる松さんへ対し浅野さんが「一緒に映画の宣伝活動をやっていきたい」と漏らすなど、会場は大きく盛り上がっておりました。
ケネス・ブラナー監督 (ビデオメッセージ)
タッドと組めて光栄だった最高の俳優だし真の紳士だ。彼が出てくれて光栄に思う。
「MONGOL モンゴル」のタッドを見てホーガン役にふさわしいと思ったまれな存在感 を持つ生来の映画スターだ。タッドには初のハリウッド作品だが、彼は驚くほどの速さで順応していたあらゆる面で貢献してくれて役者やクルーにも好かれてた非常に優しくて 礼儀正しいだが非常に熱心で、彼とは楽しく仕事ができた。
タッドには世界を舞台に活躍してほしいし、また機会があったら次は私が君の監督作に出たいな。

浅野忠信さん
浅野忠信さん凱旋帰国記者会見レポート僕にとってとても良いスタートがきれたと思っていますし、今日こうして日本に帰ってこれたのをとても嬉しく思います。
実際にハリウッド映画に参加してみてとにかく規模が大きいことに驚きました。物質的なことも時間のかけ方も規模が違いました。共演者達はいつもスクリーンで観ていた人たちでしたし、実際に会ってみたらみんな優しいし、とても熱心で凄くありがたい存在でした。
監督は自身も俳優ということもありとても良く俳優の気持ちをわかってくれる監督で、本当に素晴らしい監督だと思います。
ハリウッドの映画への出演は、自分のおじいちゃんがアメリカ人ということもあり、また、小さい頃からアメリカ映画を観ていましたしこれまでとは違った感動がありました。今はとにかくこの映画の手応えを実感したいと思っています。スクリーンで自分の姿が3Dになっているのを観て嬉しかったです。しかも役名が日本人ではもらえないようなホーガンですからね(笑)
今回のような素晴らしい機会を作っていただけるのは僕が映画という現場にいるから。これからも映画に出続けていきたいと思っています。

浅野忠信さん、松たか子さん
浅野忠信さん凱旋帰国記者会見レポート松さん: 「浅野さんが新たな一歩を踏み出されたことをとても素晴らしく思います。浅野さんの第一声『You did』というセリフを聞いたとき凄く嬉しかったです。とても迫力のある映画だったのでポップコーンを食べながら大スクリーンでもう一度観たいです。浅野さんは何処に行っても逞しくやっていける俳優さんだと思っています。」

浅野さん: 「松さんにはとても感謝しています。松さんが居てくれるだけでホッとします。映画のことも僕よりも上手く話してくださるのでこれからも一緒に映画の宣伝活動をやっていきたいくらいです(笑)。お蔭様で(以前共演した役が)ひどい旦那でしたが神の世界に行き、勇敢に戦う戦士になることが出来ました(笑)」

松さん: 「ご立派になられましたね(笑)」